最強候補者って。

2004.08.20(金)のifから少し手直し

もし、各有力棋士が全勢時に打ち合っていたら、という仮定がときどきみかけますが、
そういうところを少し集めてみました。

高林拓二 六段のページから

歴史上の素晴らしい打ち手をご紹介
高林拓二 六段

有力候補ってこれくらいかしら。(以下敬称略)

碁聖:
        本因坊 道策、本因坊 丈和、本因坊跡目 秀策

コミ無し碁時代の名人:
        本因坊 算砂、中村 道碩、安井 算知、井上 因碩(道節)、本因坊 道知、
        本因坊 察元、本因坊 秀栄、本因坊 秀哉

囲碁四哲:
        本因坊 元丈、本因坊 秀和安井 知得、井上 因碩(幻庵)

天保の四傑:
        安井 算知(九世)、坂口 仙得伊藤 松和、大田 雄蔵

コミ無し碁時代のその他有力者:
        本因坊跡目 道的、本因坊 秀甫、安井 仙知(大仙知)、赤星 因徹、
        奥貫 智策

コミ無し碁からコミ碁時代の有力者:
        橋本 宇太郎、木谷 実、呉 清源

コミ碁時代の有力者:
        高川 格、坂田 栄男、藤沢 秀行、田中 不二男、林 海峯、大竹 英雄、
        石田 芳夫、加藤 正夫、武宮 正樹、小林 光一、柳 時熏、王 銘エン、
        王 立誠

2005年現在の有力者:
        羽根 直樹、張 栩、趙 治勲、山下 敬吾、依田 紀基

韓国の有力者:
        曹 薫鉉(ソウクンゲン)、李 昌鎬、李 世ドル

中国の有力者:
        常 昊

女流最強:
        ゼイ・ノイ

こうやってみるとけっこういますね。
抜けている有力者まだいるかしらん。

それぞれどういう理由でおされているのかを見てみると。

本因坊 算砂
  初代名人。将棋もトップクラス。政治にもくわしかったのか、信長、秀吉、家康に
  つかえていた。そういう意味では、後述の丈和をまじえて政治をからめると
  他の者に対して、はるかに上の名人として君臨しそう (^^;;

中村 道碩
  名人だけど、よく知らない。

安井 算知
  同じく名人だけどよく知らない。

本因坊 道策
  碁神とか、碁聖とか、実力十三段とかいわれています。
  江戸時代初期までの碁を調べていると押す人は多いようです。

本因坊跡目 道的
  神童とよばれ、道策と互先を2局打って1勝1敗。長く活きていれば道策を越えて
  いたかもしれないが20歳代初期で死去。小川 道的の方が有名かも。

井上 因碩(道節)
  道策には名人として推挙されたが、「碁所とならず道知を育てよ」という遺言をのこされた。
  色々な事情(主に外交上の問題)があって、碁所となる。

本因坊 道知
  晩年(といっても30歳代に死去)の碁は本気で打った碁は無いといわれている。
  その根拠はいつもほぼ同じ目数で勝ちと負けとなっているからである。
  ちなみに名人になる前、いつまでも周りが推奨してくれないので、「本気で打つぞ」
  と言ったら周りがあわてたというのはこの人。

本因坊 察元
  本因坊家中興の祖といわれている人。色々と駆使して名人になった。

安井 仙知(大仙知)
  江戸時代には珍しく中央思考の碁を打つ。

安井 知得
  囲碁四哲の一人。後述の本因坊 元丈とよきライバルで、互いに名人をゆずりあって
  名人位につかなかったが名人の腕があるといわれている。親の大仙知にはにず堅実な
  棋風。

本因坊 元丈
  囲碁四哲の一人。前述の安井 知得とよきライバルで、互いに名人をゆずりあって
  名人位につかなかったが名人の腕があるといわれている。どちらかというと大仙知に
  近い棋風を持つらしい。

井上 因碩(幻庵)
  囲碁四哲の一人。囲碁とは運の芸なりと言った人だが、名人には色々な不運に
  見まわれ結局は名人になれなかったが、他の名人級の人間と色々と打っている。

奥貫 智策
  丈和の先輩にあたり本因坊の跡目にもっとも近かった天才棋士。
  活きていたら、丈和の名人も無かったと思われるが、早めに死去。

本因坊 丈和
  江戸時代は碁聖といわれていました。
  ただ、明治時代になってから、各種の裏工作が世の中にでて評価が落ちましたが、
  その人格を切り離すならばその実力はまさしく名人でしょう。
  しかし、道策に勝てるかと問われれば、「最初の十局は打ちわけるが、
  その次の十局はとてもとても」と言ってたのと、秀策に対して150年来の碁才(少し
  違ったかも)とか言ってたところを見ると、自身を歴代では最高位とはみて
  いなかったのかも。

赤星 因徹、
  井上家の秘蔵っ子。丈和との吐血の一局が有名。
  結核だったようでこの人も早めに死去。

安井 算知(九世)
  天保時代の四傑の一人。
  後述の坂口 仙得には2戦2勝だが、これだけでは優劣はつけられないとのこと。

坂口 仙得
  天保時代の四傑の一人。後述の大田 雄蔵には戦績はいい。

伊藤 松和
  天保時代の四傑の一人。

大田 雄蔵
  天保時代の四傑の一人。
  天保時代としては派手な棋風と、頭をソルのがいやで、御城碁にでなかった強物。

本因坊 秀和
  囲碁四哲の一人。幕末のため、名人になれなかった。
  天保の四傑に比べても遜色なく、勝率はきっと一番だろうと酒の席では言われていた。

本因坊跡目 秀策
  明治時代になってから碁聖といわれだしました。
  御城碁19連勝は記録としてもう抜けることもなく、また秀策流といわれる布石を送出し、
  最近ではヒカルの碁で有名になりました。
  その秀策も秀和には白をもたなかったので、秀和との白が見たかったものである。

本因坊 秀甫
  秀和師も秀策相手でも容易に勝たせはしないだろうといわせしめたが、幕末から
  明治時代ということもあり、囲碁を打つだけではなく、外国に広めるとかの商売も
  おこなっており、もう少し馬鹿だったら名人にもなれるだろうにといわれている。
  村瀬 秀甫の方が有名。

本因坊 秀栄
  名人の中の名人といわれている。明治後半の一大巨頭。
  ただその秀栄にしても「親父(秀和)とは打ちたくない」と言ってたのは、どこまで本気かは不明。
  流水のように流れるように打たれているらしいが私にはよくわからない。

本因坊 秀哉
  長考派。少し前までは評価が低かったが、今はそれなりに評価されている。
  勝負碁では一度も負けていない。

橋本 宇太郎
  天才宇太郎とか、火の玉宇太郎ともいわれる関西の重陳。
  本因坊戦が開始された初期の頃に連覇をし、関西棋院創立の立役者でもある。
  囲碁は長い時間をかけるが、「勝負は一瞬の中にあり」と言ったのは
  なんとなくそれも真かなと思わせる。

木谷 実
  新布石の創始者の一人。この人もタイトル戦は不遇。

呉 清源
  昭和の碁聖ともいわれている。新布石の創始者の一人。打ち込み10番碁で対局者
  全員を打ち込んでいき、実質上の名人位と同じことをおこなっている。
  交通事故のあとの治療が悪くなければ現役時代がもう少し長かったでしょう。

田中 不二男
  関西の俊英。若くして死去したが、天才としてしられていた。

高川 格
  本因坊戦9連覇という偉業を達成した人。ただ、後述の坂田 栄男には相性が悪すぎ。
  非力の高川とか、ボウシの高川とか、タヌキとかいわれていたりした。

坂田 栄男
  5年間ではあるがタイトルを総なめをしまくった感があった。

藤沢 秀行
  感覚派の代表みたいな人。
  ポカが多く、待った有りなら最強ではないかという噂はず〜っと続いている。

林 海峯
  坂田時代にまったをかけた。20歳代で名人戦の名人。
  二枚腰というねばりのある棋風。

大竹 英雄
  大竹美学といわれるぐらい、形派か?
  投げっぷりは早いが、各棋戦のタイトルをまんべんなくとっていて勝率も高かった。

石田 芳夫
  コンピュータと呼ばれた男。形勢判断が早くから正確。
  今でも大盤解説なら、タイトルホルダーよりいい手を解説するのではといわれる。

加藤 正夫
  若い頃は殺し屋の異名を持つ。
  現在は鬼籍に入った。

武宮 正樹
  宇宙流といわれる大きな模様が特徴の碁をうっていた。
  今は自然流と言い、白番はプロの間では評判が良いらしい。

小林 光一
  地下鉄といわれながらも地に辛く、独特の決め打ちで趙 治勲師とともに一時代を
  築く。

柳 時熏
  よく知らない。

王 銘エン
  独特の碁を打つ人。不安定を思わせるがしっかり上位にいる。

王 立誠
  よく知らない。

羽根 直樹
  2005年の棋聖。海外では弱いが、このタイトルではめっぽう強い。

張 栩
  2005年の名人、本因坊、王座。この人も地に辛い碁。

趙 治勲
  2005年の十段位。棋聖、名人、本因坊の大三冠をとったり、残りの4大タイトルを
  とってグランドスラムを達成したり、ここ最近の日本では最後の絶頂期を持つ人。

山下 敬吾
  2005年の天元位。手厚く攻めが信条らしい。

依田 紀基
  2005年の碁聖位。今の日本で序盤はこの人。

曹 薫鉉(ソウクンゲン)
  よく知らない。

李 昌鎬
  数年前は最強といわれた。けど、なぜか女流のゼイ・ノイ師には負け越している
  らしい。

李 世ドル
  ここ数年で延びている天才といわれている人。

常 昊
  よく知らない。

ゼイ・ノイ
  女流最強。現代最強の呼び名の高い李 昌鎬にも勝ち越ししている。

韓国は歴史的な資料がほとんど残っていないため、最近の人しか強い人はわからない
といわれている。
中国は、呉 清源師の研究によって、中盤、終盤は日本の歴代の名人と同じくらいの
強さの人がいるということで、もう少し増えても不思議ではないが、その本高くて
買って来れないので詳細は不明。

あと個人的には高川 格プロ vs 本因坊 道策というのが見てみたい。
道策の手には高川 格プロみたいなぼんやりした手はないということで、無い手に
たいして、道策がどう動くかみてみたいもの。
その他、王 銘エンプロって、勝率あまりよくは無いらしいけど、個人的には後世に名が
残ると思うんだよな。あの打ち方だし。

しかし、こうやって見てみると知っている人と知らない人が偏っているな。

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